山本昌邦指南録 (Football Nippon books)

山本昌邦指南録 (Football Nippon books)

世界で戦うための山本さんの提言。これまでの采配に関してのアカウンタビリティ。釜山アジア大会決勝での青木リベロの理由。アウェー韓国での大久保ワントップの布陣。UAEでの細菌性の下痢騒動。オリンピックやW杯は通常のJリーグとは比較にならないプレッシャー。オリンピック特有の難しさ。OAの選考理由。18人を選ぶ葛藤。イタリア戦での衝撃。クロスで飛んでくるボールが速かろうが、多少アバウトだろうが決めるデ・ロッシジラルディーノの能力。あれほどのシュートはJでは飛んでこないので、曽ヶ端でも対応しきれない。普段からああいうシュートの飛んでくる場所でプレーしないといけない。阿部のフリーキックの凄さの解説。この説明はわかりやすかった。俊輔、三浦淳宏に匹敵すると。なぜ、前半早々にいつも失点するのか?
世界との差はどこにあるのか。ポジション別の差。
得点の統計。セットプレイが7割。ボールを奪ってから15秒以内に得点する割合。
あいかわらず、コンディションの管理、暑熱対策のあたりはさすがに専門家。それでも、パラグアイ戦などはピッチに足を取られる選手が続出した。万全などはない。

なんにせよ、采配の理由だけでもわかってよかった。やはり、高原の離脱は相当悔いが残るようだ。FWの軸と考えていた選手だと。