U−19アジア選手権vsマレーシア

まあ、まったく問題のない相手。平山が相変わらずいいんだが、彼はもうこのカテゴリーで試合
をする必要性を感じない。もう、ヨーロッパのどこかでプレーをしててしかるべきだ。平山が高さとフィジカルで勝てるもんだから彼にロングボールを蹴ってからのポスト、キープ、こぼれ球を狙うというまさに国見のサッカー。兵藤も中村北斗もそういえばいるし。増嶋もロングボールばかりを蹴る。カレンが駄目だった。サイドに苔口、中村などの攻撃的な選手がいるからかもしれないが、守備に目立っていたし、ドリブルもサイドに流れてしていた。この程度の相手なら、もっとペナルティエリア内に突っ込むドリブルをしてほしかった。強引なシュートを打ってもいい。高萩は見るのを楽しみにしていた選手だったが、マレーシア相手にフィジカルで圧倒されてはいけない。この相手にころばされてはいけない。相手は平均身長も体重も日本より下だろ。得点は見事だった。三点とも、右サイドのクロスから。最初は平山のポストから、苔口が初戦に続き。苔口は速さはあるが、90分間のスタミナが問題か。中村、兵藤、途中から入った中山もよかった。森本もきっちり仕事をした。前半、大熊さんがさかんに日本の右サイドの中村北斗に指示を出していた。二点目は日本のクロスを相手のクリアが小さく、平山がヘッドでゴール前。きちんと反応した高萩が右足でゴール。三点目は中村の右クロスを平山があたらず、左にいた森本が決める。あとは、ほとんど流し。マレーシアは平山を肘でどつく、ひざで蹴りをいれるなど、荒っぽかった。攻撃も左サイドをえぐってクロス。しかし、クロスの精度もシュートの精度も低い。危なかったのは前半のコーナーからのヘディングシュートぐらい。
増嶋はキャプテンシーと冷静さのある選手だとわかった。タイプで言うと宮本。カバーリングがしっかりしてるし、読みがすばらしい。このまま成長してくれれば宮本の後継者になりそう。