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 三ツ谷誠  :三菱証券 IRコンサルティング室長

今年のGW、久し振りに家族を連れて生まれ故郷で
ある静岡県磐田市に(正確には磐田郡!福田町に)帰郷しました。

 磐田市は私が幼少の頃には、娯楽など何もなく、ごくたまに天龍川を越して、隣接
する浜松市の松菱百貨店に買い物に行くのが我が家の一大行事だったほどなのですが、
久し振りに旧友と会って話しをすると、生意気なことに今も磐田市に住む旧友はしば
しば男の子を連れてジュビロスタジアムに、ジュビロ磐田を応援に行っているような
のです。

「子供の頃はテレビで巨人戦を観るのが関の山だったよなー、それも途中で中継打ち
切りなんだよ」
「そうそう、だいたい8回か9回で一番いいところだったよな。もっとも、うちは中
日新聞だったから、中日ファンだったんだよなー、で毎年、浜松に中日が来るのが楽
しみだったんだよ」
 そんな感じのお気楽な会話の後、いやー、時代は変わったよな、とそこには意見の
一致をみたわけです。

 実際、我々の少年時代まではプロ野球は他を隔絶する圧倒的なコンテンツとして存
在していました。キリンラガービールを飲んで長島や王を見る、というのが典型的な
日本の大人たちの姿であり、学校から帰ると近くの空き地でソフトボール軟式野球
に日が暮れるまで興じるのが日本の子供たちの姿だったと思います。

 そのような世界には実業団のサッカーチームのファンという渋い少年はほとんど存
在せず、好きなスポーツチームと言えば巨人か阪神か、中日というのが、その頃の私
たちの街、磐田市での平均的な少年の姿でした。しかし友人の話では、ジュビロファ
ンの数がかつての巨人ファンの数に匹敵するような状態に磐田市周辺は変わっている
よう
です。

仙台や新潟の人らも同じだったんだろう。地元の人間が心から応援できるチームができて本当によかった。しかし、未だに磐田周辺に巨人ファンがいるのか!