W杯 決勝トーナメント一回戦 パラグアイ戦

#daihyo 4年後も出場したらこういう戦いになるんだろう。突然ヨーロッパリーグの得点王が生まれるわけでもなく、FIFAランクは組最下位。勝てるチームから確実に勝ち、有利な状態で3戦目へ。センターバックの2枚以外平均10キロ強の走行距離が必要で、尋常じゃない運動量を要求され、サイドは打開出来る選手を置く。守備意識の高く、できるだけフィジカルも頑健。アジアで勝てるからといって、テクニック基本で選手選考してたらエライ目に遭う。ヤットや松井もテクニックあるほうだろうけど、それでも泥臭くやってもらわなくては守れない。守備意識を全面に出し、相手のいいところをできるだけ消す。自分たちの理想とするサッカーをやろうなんて思ったらドイツW杯とおんなじ。次回は本田、長谷部、長友、川島が中心。内田はフィジカルと守備力が向上しないと4年後も使えない。
パラグアイ戦の岡田さんの采配は02年トルコ戦のトルシエよりは納得の行くものだった。攻撃的なメンバーを入れて最後まで点をとろうとした点は評価できる。思えば99年のコパアメリカは0-4、アテネ五輪は3-4だったか、パラグアイにはボコボコにされたイメージしかなかった。しかし、戦術を突き詰め、選手のコンディションが良ければ互角まで持っていくことができる。

J SPORTS|コラム 【後藤健生コラム】日本代表のサッカーはアンチフットボールなのか?

今回のワールドカップでの日本代表は、相手との力関係を考えて、相手の良さを消しながらしっかり守って、カウンターやセットプレーで点を取るという戦い方をした。いわば、ゲーム戦術を駆使して勝ち抜いた大会だった。試合のために戦略を立て、うまくそれを実践すれば、多少実力的に劣るチームであっても勝利を収めることができる。あるいは、コンディションが良ければ実力差はひっくり返せる。それが、サッカーというスポーツの面白さであり、ワールドカップのようなトーナメントの醍醐味である。もちろん「守りを固めてカウンター」といっても、それはそれなりの技術、戦術がなければ実行できるものではない。

これしか無い戦術だった。ただ、戦術と人の見極めが遅れに遅れた。しかもそれが中心選手だからな。

J SPORTS|コラム 【日本代表】日本の課題を改めて痛感したパラグアイ戦

「日本は組織的で素晴らしいチーム。守備の堅さは本当に見事だった。でも点が取れない。パラグアイにはバリオスサンタクルスバルデスドルトムント)がいるけど、日本に本当のFWがいない。それが残念だった」とパラグアイ人記者にも指摘されてしまった。

そのFWも守備が出来なければ前線に置けない。でないと守備にほころびがでる。カイトやテベス並みに守備してくれるなら話は別だが。